こんにちは。ふくの歯科矯正歯科【小田急相模原】院長の福野です。

さわやかな味と香りがして、お口がすっきりするデンタルリンス。口に含んでブクブクとゆすぐだけで口腔内がキレイになるイメージがあります。 「口臭予防のために使い始めた」という方が多いのではないでしょうか。ところで、このデンタルリンスには『液体歯磨き』と『洗口剤』の2種類があって、用途も使い方もまったく違うということをご存じですか?

ちなみに、この2種類の違いを知らないと答えた人は75%にのぼるという調査結果もあります。(アース製薬の『洗口液に関するアンケート』より。)

『液体歯磨き』はブラッシングと一緒に、『洗口液』はすすぐだけ

『液体歯磨き』は、液体タイプの歯磨き剤です。お口に含んですすいだ後にブラッシングすることで効果が得られます。メリットとしては、練り歯磨きのように研磨剤・発泡剤を含まないので、時間をかけて丁寧にブラッシングできる点があります。実際、歯面の汚れをきちんと落とすとなると、10分は必要となります。それを研磨剤入りの練り歯磨き粉で力強く行ってしまうと、歯を傷つける可能性があります。また発砲もしないので長時間のブラッシングの不快感が軽減されます。

『洗口液』はすすぐだけで、歯垢・口臭といった口内トラブルの原因となる食べカスやミクロの汚れ、ネバネバを洗い流してくれます。磨き残し対策のために日常の歯磨き後の仕上げとして使うことができます。また、外出先や忙しくて歯磨きができない時、お口の不快感が気になった時など、洗口液ならすすぐだけでお手軽にお口をすっきり清潔にすることができます。使い方は、適量をお口に含んで20〜30秒間すすぐだけ。その後は水ですすぐ必要はありません。

何より大事なのはブラッシング、補助的に『洗口液』

液体歯磨きと練り歯磨き、どちらを使用してもいいです。液体歯磨きの方がマイルドで、練り歯磨きの方がしっかり汚れが取れます。歯をあまり傷つけたくない人は前者、矯正治療中の方、銀歯・詰め物など多くの治療箇所がある方は後者を選ぶと良いと思います。

ただどちらを使用しても必ず磨き残しはあります。

そこを洗口液で補ってあげると効果的です。おすすめ商品はとくにありません。なんでもいいです(笑)
大事なのは10分以上のブラッシングですから。

ご自身の大切な歯と歯ぐきを守るために、毎日10分以上のブラッシング、フロスや歯ブラシなどの歯間清掃器具、デンタルリンス(洗口液の方)の活用は、可能な限りやってください。

このようなホームケアと同時に、歯科医院でのプロによる定期メインテナンスももちろん大事です。
是非お時間みつけてお越しください。
生涯自分の歯で噛めるように全力でサポートいたします。

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