こんにちは。ふくの歯科 矯正歯科【小田急相模原】院長の福野です。

『子供を絶対むし歯にさせない』、これは全ての親御さん共通の願い。
予防歯科先進国スウェーデンでは、むし歯予防を『マイナス1歳』つまりお母さんの妊娠中から始める、という考え方が根付いています。「プライマリー・プライマリー・プリベンション(一世代前からのむし歯予防)」と言われ、子供にとって最先端のむし歯予防だと考えられています。

では、具体的にどんなことをすれば良いのでしょうか?

『母親のむし歯菌の数を減らす』
これにつきます。

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、ミュータンス菌(むし歯菌)が存在しません。母親の唾液を介すなど、ミュータンス菌は後天的に子供たちに感染し、むし歯の原因となっているのです。

母親のミュータンス菌の数が多い場合ほど、子供のミュータンス菌の数も多くなり、虫歯になるリスクが高くなると言われています。子供をむし歯にさせないためには、母親はもちろんのこと、周りの大人たちが自分のミュータンス菌を減らす努力をする事がとても大切です。大人が使用した箸を使って食べさせたり、母親が食べ物を噛み砕いて食べさせるののは厳禁です。

では、どうやって母親のミュータンス菌を減らせばよいのでしょう?

「歯科医院で歯の清掃をすること」「キシリトールを上手に摂取すること」が有効です。キシリトールには、ミュータンス菌の数を減らす、むし歯の原因となる酸を作らない、唾液量を増やす等、むし歯予防に絶大な効果を発揮します。

市販のキシリトールガムなどはキシリトール含有量が20~30%のものが多いです。1日14~20粒摂取しないと、むし歯予防効果は期待できません。これに対して、歯科医院専売品のキシリトールがむ・タブレットのキシリトール含有率は100%。1日4粒噛むとむし歯予防に必要なキシリトールを摂取することができます。当院では、歯科医院専売品を取りそろえておりますので、摂取方法などと合わせてお気軽にご相談ください。

「マイナス1歳からはじめるむし歯予防」は、これから生まれてくる赤ちゃんへのかけがえのない贈りものなのです。