こんにちは。ふくの歯科 矯正歯科【小田急相模原】院長の福野です。

歯を失う原因の第1位は何だと思われますか?第1位は歯周病で、全体の41.8%を占めます。実は多くの人は歯周病で歯を失ってしまうのです。

歯周病は、初期段階では自覚することがなかなか難しい病気です。知らないうちに進行し、ある時突然歯茎が腫れたり、グラグラを自覚したり、最悪歯が抜け落ちる、そういった病気です。

歯周病は、歯周病原菌の感染によって起こる感染症です。歯周病菌が、歯と歯ぐきの境目の中に入り込み異常増殖すると毒素を出し、歯周ポケットが形成され、付着部が歯面からはがれ、続いて歯肉がはれ、歯槽骨の破壊を起こさせます。

では歯周病になっているかを自分で判断するにはどうすればよいでしょうか。

ブラッシング時に歯茎から出血するかどうか、これがポイントです。歯が健康な人であれば出血することはありません。

歯と歯茎の間に歯周病菌が入り込み増殖すると、体はなんとかこの歯周病菌をやっつけようと、毛細血管を通じて白血球をたくさん送り込んできます。毛細血管は細いのですが、白血球が増えることで膨らみます。膨らみ広がった分、血管壁は薄くなり、破れやすくなります。この状態で歯磨きをすると、歯茎から出血します。だから出血は歯周病のサインという訳です。

ところで、「私は出血しないので大丈夫」と安心している人もいるでしょう。そのような人に是非、やってもらいたいことがあります。デンタルフロスや歯間ブラシを使用して、歯と歯の間を磨いてほしいのです。

歯ブラシでは出血しなくても、デンタルフロスや歯間ブラシをしたら出血する人は結構いると思います。
実は歯と歯の間は歯ブラシが届きにくいので、気付かないうちに歯垢がたまりやすく、歯周病の初発部位になることが多いのです。

当院では歯周病の診断のために、歯周ポケット検査という検査を行います。歯周ポケットの深さを測定するとともに、1本の歯につき6ヶ所ポケットの深さを測り、出血の有無を慎重かつ細かく調べていきます。


6ヶ所のうち、中央の2ヶ所はキレイなのに、歯と歯の間の4ヵ所から血が出てくる人がとても多いのです。

出血は炎症であり、異変が起こっているサインです。吐血や下血があったら、ほとんどの人があわてて病院に行くでしょう。それと同じように歯茎の出血にも注意を払い、歯科医院を受診し、適切な処置を受けてほしいと願っています。

歯周病は予防できる病気です。また、もし歯周病なってしまっても、決してあきらめることはありません。悪くなってしまったところを完全に元の状態に戻すことはできないですが、可能な限り原状回復し、症状の悪化を防ぎ、改善した状態を維持することは十分に可能です。

生涯自分の歯でおいしく食事を楽しむために、是非ご自身の口の中に注意を払っていただきたいと思います

ふくの歯科 矯正歯科【小田急相模原】