ふくの歯科

予防歯科

予防歯科Preventive Dentistry

「治す」から「守る」時代へ
むし歯、歯周病にならない・させない取り組みを行っております

当院の「予防」に対する考え方

「歯医者は、痛みが出たり詰め物が取れた時に行くところ」
このようにイメージもしくは実践されている方は多いと思います。
しかし、そのようなかかり方をしていると、思った以上に歯の状態が悪くなっていることも多く、治療が長引いて大がかりになってしまうこともあります。
歯を治してもらいに行くつもりが、結果的に歯を抜歯しなくてはいけなくなることだってあります。

このような歯科のかかり方は、果たして患者さんにとって「幸せ」でしょうか?

患者さんにとっての幸せは「生涯自分の歯で過ごすこと」「今ある歯を1本でも多く残すこと」ではないでしょうか?

むし歯・歯周病にならないために歯科医院に通っていただくのがベストですが、むし歯・歯周病になってしまった方も決して遅くはありません。
悪くなってしまったところを元の状態に戻すことはできないですが、可能な限り原状回復し、症状の悪化を防ぎ、改善した状態を維持することは十分に可能です。

患者さんは治療を終えると、「もう治ったから大丈夫」と安心されると思いますが、実は治療した歯というのは再発のリスクが高いため、継続的なメインテナンスが必要になります。歯は毎日使うものですから、メインテナンスは欠かせません。

「私はしっかり歯磨きをしているから大丈夫」と思われる方も多いと思いますが、自分で落とすことができる汚れは、最大でも歯垢全体の65%と言われています。残りの35%強の汚れは、歯科医院で行うプロのメインテナンスでしか落とすことができないのです。

ふくの歯科矯正歯科では、再発させない治療をすることを大前提とし、それだけでなく、一旦治療が終了したら「歯を治す」場所から「歯を守る」場所になることで、患者さんのお口の健康を守っていく取り組みを行っております。

予防歯科の3つのポイント

生涯にわたって自分の歯で過ごすためには、
『口腔内を清潔にするための正しいホームケア』
『生活習慣の改善』
『定期的なメインテナンス』
の3つが不可欠です。

ここでは、自分でできる『正しいホームケア』を一部ご紹介します。

1歯垢を落とす

歯垢はどこに残りやすいの?

下の図で示すように、3大不潔域があります。
『歯と歯の間』、『歯と歯茎の境目』、『歯の溝』は、どんなに歯を磨いても、汚れが残ってしまう部分です。

歯垢を効果的に取るにはどうしたらいいの?

・自分に合った歯ブラシを使用する
ヘッドの大きさ、毛先の細さ、毛のかたさなど
・1日1回でいいから10分間歯を磨く
(朝や昼はもっと短くても良い)

やはり短時間ではしつこい歯垢は落としきれません。

・歯間ブラシやデンタルフロスを使用する
歯と歯の間の歯垢(プラーク)には、デンタルフロスを使いましょう。ハブラシと併用することで、歯垢(プラーク)の除去率は大幅にアップします。

歯間部の歯垢(プラーク)除去率

※出典:山本他日本歯周病誌1975

2細菌を増やさない

細菌が増えるとどうなるの?

むし歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)が生成されてしまいます。
さらに歯垢はバイオフィルムと呼ばれる頑固な汚れに変化します。バイオフィルムは歯磨きでは除去できません。

細菌を増やさないためには?

就寝前に10分以上歯磨きするのが効果的です。
むし歯の原因となるミュータンス菌は、唾液の分泌が少なくなる夜間に増殖します。

3フッ素を歯に残す

フッ素って何?

歯の健康を守るための大切な成分で、むし歯予防に高い効果を発揮します。
むし歯予防に使用しているフッ素は、一部で副作用があると言われたフッ素とは異なり、フッ素をその構造内に持つ化合物の『フッ化物』です。
『フッ化物』は使用方法、量、濃度に制限がありますので、使い方さえ間違わなければ人体(子供にも)悪影響を及ぼすことはありません。

フッ素ってどうして歯にいいの?

3つの働きで、虫歯の発生と進行を防ぎます。

再石灰化で初期虫歯を治す
フッ素は、酸によって歯から溶け出したカルシウムやリンを、歯に再吸収させる役割をバックアップしてくれます。
これにより、でき始めの初期虫歯を治療し、健康な歯を保ってくれるのです。

歯の質を強化する
歯の表面のエナメル質の成分と結びついて、フルオロアパタイトという硬い表面に強化します。酸に強くなり、虫歯になりにくくなります。

虫歯菌の働きを抑制する
虫歯菌が出す酸の量を抑えることで、歯が溶かされなくなります。
虫歯が予防できます。

予防歯科のメリット

1)自分の歯が残る

予防歯科の最大のメリットです。
定期的なメインテナンスで、むし歯や歯周病の原因である歯垢バイオフィルムを除去することによって、歯の健康寿命を伸ばすことが可能です。
生涯にわたり自分の歯で食事を楽しむことができます。
したがって、入れ歯やブリッジ、インプラントといった歯の欠損を補う治療が不要、もしくは最小限に抑えられます。
実際、予防歯科の普及している諸外国では、日本の高齢者の1.5~3倍以上の本数の「自分の歯」を維持し続けているというデータがあります。

2)むし歯・歯周病を未然に防ぐ

予防歯科では定期的にメインテナンスに来ていただき、口の中をチェックして必要なケアや指導を行います。
むし歯や歯周病は1日2日で大きく進行することはなく、ゆっくりと時間をかけて進行していきます。
むし歯や歯周病が進行する前の段階で異常を発見し、深刻化する前に手を打つので、むし歯や歯周病を防ぐことができます。

3)治療の時、痛くない

予防歯科では、むし歯や歯周病が重症化する前に手を打ちます。
重症化した際の治療と、まだ軽症の時の治療とでは、どちらが簡単で体へのダメージが少ないでしょうか?
むし歯や歯周病が進行した状態よりは、簡単な治療で完治が可能です。
当然ながら、痛みは最小限ですみます。

4)全身の健康につながり、生活の質を向上することができる

食べられる楽しみは、実は人生のさまざまな楽しみの中でも大きなウエイトを占めます。
楽しく食べられる人ほどQOL(クオリティ・オブ・ライフ)が高いという研究結果も報告されています。
健康な歯でものをしっかり噛むことは、筋肉の衰えを防ぎ、脳の機能を向上させます。
噛むことで、顎だけでなく頭や首の筋肉を動かして血液の循環をよくし、これによって脳の細胞が刺激を受け活性化されて老化を防ぐのです。

また、よく噛めることで唾液の分泌が促進されます。
大量の唾液が細菌を洗い流し、むし歯・歯周病を予防します。
消化酵素アミラーゼがでんぷんを分解し、消化吸収を助けます。
味覚が敏感になり、食べ物の味がよくわかるようになります。ペルオキシターゼ等の酵素が食品中の発がん性物質を抑えます。インフルエンザなどの感染症の重症化を防ぐことができます。

5)治療費用を節約できる

予防歯科では「むし歯でもないのに歯医者に行くのはお金がかかるのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、本格的にむし歯や歯周病の治療を行う場合には短い期間に何度も通院しなければなりません。
そうなると、それだけ多くのお金も時間も必要になります。

予防歯科の目的で定期検診を受けられる場合は3か月から6か月に1回の通院で済みますので、お金も時間もそこまでかかりません。
かかるお金と時間に対する「歯の健康を維持できる」という費用対効果の面でも、予防歯科は圧倒的に高いコストパフォーマンスを誇ります。
「生涯自分の歯で咬める」ということに価値を見いだしていただければ、決して高い投資ではありません。

当院の予防歯科の流れ

診療の流れ(状況により順序が入れ替わる場合、省略する場合があります)

①問診票ご記入

受付で保険証、お薬手帳、医療券などをご提示ください。
その後、問診票をお渡ししますので、ご記入下さい。

②簡単な問診を行います。

問診票をもとに、症状や経緯、お口の中のお悩みをお伺いします。

③症状に応じた検査を行います。


的確な診断を行うため、レントゲン撮影を行います。


また現在の歯、歯茎、かみ合わせの状態を記録するために、口内の写真を撮影します。


唾液検査も行っております。

④検査結果の説明

現在のお口の中の状態、むし歯・歯周病のリスクがどれ位あるのか、どういった予防法が必要なのか、また今後どういった処置を行っていくのか、などを詳しくご説明します。

⑤初期治療

検査結果から得られたリスクや患者様のお口の状態に合わせたブラッシング指導、クリーニングを行います。

⑥治療

治療内容をご理解いただくことが治療の第一歩です。
治療方針を話し合い、患者様がご納得する治療を行っていきます。

⑦メインテナンス

治療が終了したら、それでおしまいではなく、定期メインテナンスに移行します。

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